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ノハラクサリヘビ

和名 : ノハラクサリヘビ
学名 : Vipera ursinii
分類 : 有鱗目クサリヘビ科
分布地域 : フランス、ハンガリー、イタリア、クロアチア、ボスニア、マケドニア、アルバニア、ルーマニア、ギリシャ、トルコ、イラン、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、ロシア、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、中国
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧II類(VU)
形態

体長40cm~50cm。
体色は背部が灰色や黄褐色などで、暗色の楕円形の斑が2列に並んでいる。
生態

標高2500mまでの湿った草原に棲息している。
昼行性で、夜は洞窟や岩の下で休む。
食物はバッタやコオロギなどの昆虫やトカゲ、カエル、ネズミなどの小型哺乳類を食べる。
毒を持っており獲物を仕留めるには十分だが人間が噛まれても死ぬ事はまずないという。
交尾は4月~5月に行われる、卵胎生で8月~9月に4頭~8頭の子供を産む。
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状況

棲息地の農地化、道路やスキー場建設によって個体数は減少している。
かつては見られていたモルドバ、オーストリア、ブルガリアでは既に絶滅していると考えられる。
棲息地が分断化される事で近親交配が増加している事やペット用としての密猟も問題視されている。
棲息している保護区

ハンガリー
・ジェール・モション・ショプロン県
フェルテー・ハンシャーグ国立公園(Fertő-Hanság National Park)
ルーマニア
・ドブロジャ
ドナウ・デルタ(Danube Delta Biosphere Reserv)
モンテネグロ
・コラシン
ビオグラデシュカ国立公園(Biogradska Gora National Park)
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