TOP > 哺乳類 > サル目 > ドウグロタマリン(キンクロライオンタマリン)
ドウグロタマリン(キンクロライオンタマリン)

和名 : ドウグロタマリン(キンクロライオンタマリン)
学名 : Leontopithecus chrysomelas
分類 : サル目オナガザル科
分布地域 : ブラジル(バイーア州)
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IB類 (EN)
形態

体長24cm~29cm、尾長約35cm、体重500g~550g。
体毛は全体的に黒い、タテガミと両腕と尾の上面が赤みを帯びた黄色。
生態


低地の熱帯雨林に棲息している。
昼行性で、夜は木の窪みで休む。
殆どの時間を樹上で過ごして地上に降りてくる事は稀である。
食物は、昆虫、クモ、果物、鳥の卵、樹液などを食べる。
通常はツガイとその子供から成る2頭~8頭ほどの家族群を形成する。
成獣のメスが数頭いたとしても繁殖を行うのは群れで最上位のメスのみ。
繁殖期は4月~5月頃で125日~132日の妊娠期間を経て1頭~3頭の子供を産む、育児にはオスも参加する。
性成熟はメスが約1年半、オスが約2年かかる、寿命は確認された中での最長は18年。
状況


森林伐採によって既に棲息地の90%が失われている。
棲息地の破壊に加えてペット用の密猟も発生しており、個体数は約20年で50%減少している。
現在の個体数は6000頭~1万4000頭と推定されている。
棲息している保護区

ブラジル
・バイーア州
ウナ生物保護区(Una Biological Reserve)
セラ・ダス・ロントラス国立公園(Serra das Lontras National Park)
スポンサーリンク