TOP > 哺乳類 > サル目 > ニシローランドゴリラ
ニシローランドゴリラ

和名 : ニシローランドゴリラ
学名 : Gorilla gorilla gorilla
分類 : サル目ヒト科
分布地域 : アンゴラ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、赤道ギニア共和国、ガボン共和国
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)
形態

体長150cm~210cm、体重140kg~270kg。
体毛は茶色がかった黒色、足よりも腕に力がある。
生態


鬱蒼とした熱帯雨林に棲息している。
4頭~8頭の家族群で食料を求めて常に移動をする、食物は果実を中心に樹皮や球根を食べる。
力は強いが温和な性格で攻撃的になることは殆どない、大抵の場合は胸を叩いて威嚇をするだけで争いには発展しない。
9ヶ月の妊娠期間を経て1頭の子供を生む、子供は2年~3年は母親の背中に乗って過ごす、手厚く育てられる為人間に狙われない限りは高い確率で大人になるまで成長できる。
性成熟は7年~12年、確認できた細大の寿命は37年。
スポンサーリンク
状況

多くの国でニシローランドゴリラの狩猟は禁止されているが食用やペット用の密猟は後を絶たない、密猟によって年間全体の5%が失われており、コンゴ民主共和国の保護区では約半数が違法な狩猟によって消失したと考えられている。
また、2002年よりエボラ出血熱の流行で大量のニシローランドゴリラが死んでいる、この事でIUCNレッドリストでは絶滅危惧 (EN)から絶滅寸前 (CR)へと危険度を上げている。
棲息している保護区

ガボン
・ウォレウ・ンテム州
ミンケベ国立公園(Minkebe National Park)
・オゴウェ・イヴィンド州
ロペ国立公園(Lope National Park)
コンゴ
・西キュヴェト地方
オザラ国立公園(Odzala National Park)
中央アフリカ共和国
・サンガ・ムバエレ州
ザンガ・ンドキ国立公園(Dzanga-Ndoki National Park)
カメルーン
・南部州
カンポ・マン国立公園(Campo Ma'an National Park)
スポンサーリンク