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キタケバナウォンバット

和名 : キタケバナウォンバット
学名 : Lasiorhinus krefftii
分類 : カンガルー目ウォンバット科
分布地域 : オーストラリア東部
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)
形態

体長100cm~110cm、体重25kg~40kg。
体毛は灰褐色、足は短いが力が強く爪が長い。
生態

乾燥した平原という厳しい環境にうまく適応していて生きている、日中は水分を失わないように穴を掘りその中で休む、朝と夕にはエネルギーを使わずに体温を高める為に日光浴をする、そして活動し易い夜間になってから動き出して草本を食べている。
出産は雨季に行う、子供は約半年間は育児嚢で育ち、約1年で独り立ちをする、繁殖は食料が沢山ある時のみ行い干ばつ時には行わない。
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状況

オーストラリアにヨーロッパ人が入植し始めると家畜との食料の競合が発生した、更にどこにでも穴を掘る習性が農民に嫌われ度々駆除されてきた事でいくつかの地域では全滅している。
未だに全て併せても100頭以下ではあるが最近の保護政策が上手くいっており個体数は徐々に増えている、しかし近親交配が進んでおり遺伝的多様性の欠如から伝染病が発生するとたちまち絶滅してしまう危険性もある。
棲息している保護区

オーストラリア
・クイーンズランド州
エッピングフォレスト国立公園(Epping Forest National Park)
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