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アメリカアカオオカミ

和名 : アメリカアカオオカミ
学名 : Canis rufus
分類 : ネコ目イヌ科
分布地域 : アメリカ合衆国(ノースカロライナ州)
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)
形態

体長110cm~165cm、尾長30cm~43cm、体重16kg~41kg。
体毛は黄褐色や黒など。
生態


森林や草原に家族群を形成して行動している。
夜行性だが冬の間のみ日中に行動する、食物は小型哺乳類、ザリガニ、昆虫、屍肉などを食べる。
繁殖期は1月~3月で約2ヶ月間の妊娠期間がある、出産時には樹洞や他の動物の巣穴が使われる、子供は通常3頭~7頭を産み2年~4年で性成熟する。
寿命は最大14年
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状況

かつてはテキサス州やフロリダ州などにも棲息していたがヨーロッパ人がやってくると家畜を襲う害獣とされ猟銃や毒餌で駆除された。

更に開拓で森林が伐採されるとコヨーテがアメリカアカオオカミの生息域にまで入り込んでくる、2つの種は交雑可能であったため純粋なアメリカアカオオカミは減少していった。
これらの事が続き1960年代にはルイジアナ州とテキサス州の一部分にしか棲息していない状態になってしまった、1975年にこの種を絶滅させない為に飼育下で繁殖させる計画が始まり14頭の個体がノースカロライナ州の国立保護区に放たれた、1996年には289頭まで増加している事が確認され、内60頭が野生下で生きている。
棲息している保護区

アメリカ
・ノースカロライナ州
ポコーシン・レイクス国立野生生物保護区(Pocosin Lakes National Wildlife Refuge)
アリゲーター・リバー国立野生生物保護区(Alligator River National Wildlife Refuge)
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