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レッサーパンダ

和名 : レッサーパンダ
学名 : Ailurus fulgens
分類 : ネコ目レッサーパンダ科
分布地域 : ネパール、ブータン、ミャンマー、中国
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧II類(VU)
形態

体長50cm~64cm、尾長28cm~59cm、体重3kg~6kg。
体毛は栗色で、尾は栗色とベージュの縞模様、耳と顔は白い。
生態

標高2200m~4800mの森林に単独か小さな群れを作り棲息している。
殆どの時間を樹上で生活していると考えられる。食物は、果実、花、鳥の卵、葉、果実、小型哺乳類などを食べる。
繁殖期は1月~3月で、メスは樹洞に木の枝や葉を使って巣を作る、112日~158日の妊娠期間の後、1頭~4頭の子供を産む、子供は生後6ヶ月~8ヵ月で性成熟する。
寿命は平均で8年~10年、最大15年生きた記録もある。
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状況

家畜との競合、森林伐採による棲息地の消失が脅威になっている。
現在は棲息している全ての国で保護動物とされ狩猟は犯罪になっているものの、毛皮や生きた個体をコレクターに売る為の密猟は絶えない。

中国ではレッサーパンダの棲息地の42.4%をカバーする35の保護区があり、他の国でも多数の保護区を設置している。
正確な個体数は不明だが1999年の中国で3000頭~7000頭と推定された、インドでは2001年で5000頭~6000頭、ネパールは僅か300頭ほどとされ、ブータンとビルマでは記録が無い。
全体で1万頭を超える事は無いと推定されている。
棲息している保護区

ネパール
・カトマンズ市
ラングタング国立公園(Langtang National Park)
・東部開発区域
サガルマータ国立公園(Sagarmatha National Park)
・中西部開発区域
ララ国立公園(Rara National Park)
インド
・アルナーチャル・プラデーシュ州
ナムダファ国立公園(Namdapha National Park)
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