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ハシブトペンギン(スネアズペンギン)

和名 : ハシブトペンギン
学名 : Eudyptes robustus
分類 : ペンギン目ペンギン科
分布地域 : ニュージーランド(スネアーズ諸島)、稀にオーストラリアのタスマニアやマッコーリー島、ニュージーランドのチャタム諸島や南島にも現れるらしい
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧II類(VU)
形態

体長50cm~70cm、体重2.5kg~4kg。
体毛は頭部と背部は黒く、前部は白い、クチバシの付け根から後頭部に掛けて黄色い線があり後頭部で飾り羽になる、キマユペンギンと違い頬に白線が無くクチバシの付け根から白い皮膚が裸出している。
生態

繁殖期になるとスネアーズ諸島に集まりコロニーを形成する。
食物の60%はオキアミを食べると考えられる、他にも魚類や頭足類を食べる。
繁殖期になると海岸から600m以内の岩場でコロニーを形成する、オスは枝や泥を使って巣を作りメスは其処に2個の卵を産む。
抱卵は約1ヶ月間ツガイで協力して行われる、通常は最初に孵化した1羽のみが親鳥に育てられる。
雛鳥は生後約2ヵ月半で巣立ち、約6年で性成熟する。
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状況

個体数は少なくないが、スネアーズ諸島だけでしか繁殖を行わないため虚弱な種とされる。
脅威としては、漁業による混獲や獲物の競合、石油の流出事故による海洋汚染などがある。
スネアーズ諸島には捕食者となる動物がいないため繁殖は安全に行えているが、偶発的にネズミなどが入り込んでくる可能性はゼロではない。
個体数は約10万羽と考えられる。
棲息している保護区

ニュージーランド
・スネアーズ諸島
ニュージーランドの亜南極諸島(New Zealand Subantarctic Islands)
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