TOP > 鳥類 > スズメ目 > ハワイガラス
ハワイガラス

和名 : ハワイガラス
学名 : Corvus hawaiiensis
分類 : スズメ目カラス科
分布地域 : ハワイ島
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 野生絶滅(EW)
形態

体長48cm~50cm。
体毛は暗色、くちばしと足は黒。
生態

フアラライ山とマウナ・ロア山の標高300m~2500mにある熱帯雨林に棲息している。
食物は、無脊椎動物、果物、蜜、花、昆虫を採食する。
ツガイで協力して木の枝や葉を使って高木の上に巣を作る、一度作られた巣は使えなくなるまで何世代にも渡って使われるらしい、産卵は4月下旬に行われ通常5個の卵を産む、抱卵もオスとメスが交互に行う。
スポンサーリンク
状況

1970年代には個体数は70羽まで減少しておりその頃から保護繁殖計画が始まっていた、しかし人工飼育は上手く行かず、放鳥した飼育個体も殆どが死んでしまい、2002年に野生の個体は絶滅している。

森林伐採や狩猟圧により絶滅したとも言われるが野生絶滅してしまった理由は完全には解明されていない、1820年からこの島に持ち込まれた鳥マラリア、鶏痘、トキソプラズマの蔓延が重要な要因であった可能性は高いとされる。
2012年に飼育下で109羽が生存している。
棲息している保護区

不明
スポンサーリンク