TOP > 鳥類 > オウム目 > コオオハナインコモドキ
コオオハナインコモドキ

和名 : コオオハナインコモドキ
学名 : Tanygnathus lucionensis
分類 : オウム目インコ科
分布地域 : インドネシア(タラウド諸島、サンギヘ諸島)、マレーシア(ボルネオ島)、フィリピン
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 準絶滅危惧(NT)
形態

体長約31cm、翼長約19cm、体重200g~230g。
体毛は頭部と腰が緑色で頭頂部から後頭は青い、背部は黄緑色で下部は鈍い黄色、翼角は黒色で羽縁は青色。
生態

標高1000mまでの低地林、二次林、農耕地近くの疎林に棲息している。
20羽までの群れを作るが、大抵は12羽以下で行動する。
朝と夕に寝床と採食場を定期的に移動する。
食物は種子、ナッツ、バナナ、パパイヤ、穀物などを食べる。
繁殖期は4月~6月で樹洞に巣作る、2個~3個の卵を産む。
スポンサーリンク
状況


かつては広域に分布していたが森林伐採と狩猟によって激減した。
1995年にサリハブ島、1997年にカラケロン島で多数が目撃されているがネグロス島やシキホール島ではすでに絶滅していると考えられる。
パラワン島では生き残っているが狩猟の圧力が大きい。
個体数は1993年に1万羽と推定された。
棲息している保護区

フィリピン
・バターン州
バターン国立公園(Bataan National Park)
・ケソン州
ケソン国立公園(Quezon National Park)
・パラワン島
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園(Puerto Princesa Subterranean River National Park)
スポンサーリンク