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ツノシャクケイ

和名 : ツノシャクケイ
学名 : Oreophasis derbianus
分類 : キジ目ホウカンチョウ科
分布地域 : メキシコ、グアテマラ
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IB類(EN)
形態

体長75cm~85cm。
体毛は全体的に黒い、胸部と尾羽の中心が白い、くちばしは黄色。
頭頂部に赤い突起がある。
生態

メキシコのシエラマドレ山脈の標高1600m~2700m、グアテマラの標高1200m~3500mの森林に棲息する。
食物は地上で果実や葉を食べる事が多いが、基本的には一日の殆どの時間を樹上で過ごす。
繁殖期の1月~6月になるとオスはウシに似た鳴き声を出してメスを誘う、恐らく1羽のオスが3羽~5羽のメスとツガイになる、巣は高い樹上に枯葉や枝を使って作る、卵は2個産み、4週~5週間抱卵する。
性成熟まではメスは約1年かかり、オスは4年かかる。
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状況

19世紀までは沢山見られる種だったが、20世紀に入り大規模なコーヒー農園の設立に伴う森林伐採によって棲息地が狭まった事で、1930年代にグアテマラで個体数が激減し、1960年代にはメキシコでも多くが姿を消した、その結果1970年代には総個体数が1000羽以下と推定されている。
その後この鳥を絶滅から救うために保護区が設立され減少に歯止めを掛けることに成功している。
2013年で保護区は3箇所あり、個体数は約2500羽と推定されている。
棲息している保護区

グアテマラ
・ソロラ県
サンペドロ火山公園(San Pedro Volcano National Park)
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