TOP > 鳥類 > キジ目 > ニコバルツカツクリ
ニコバルツカツクリ

和名 : ニコバルツカツクリ
学名 : Megapodius nicobariensis
分類 : キジ目ツカツクリ科
分布地域 : インド(ニコバル諸島)
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧II類(VU)
形態

体長約43cm。
体毛は全体的に茶色く、頭部や首は灰色、顔には体毛は無く赤い皮膚が裸出している部分がある。
生態

海岸近くの森林に棲息している。
日中は森林で活動して、夜間になると海岸にも出てくる。
ツガイや小さな群れを形成して行動する。
外敵が近づいてくると通常走って逃げるが、追い詰められた場合には飛ぶ事も出来る。
食物は種子を中心に、昆虫、甲殻類、爬虫類などを食べる。
また、消化を助けるために小石を飲み込んでいる。
繁殖は海岸で行われ、葉や小枝、貝殻などを使って高さ1.5m、幅10mの塚を作り、その中に4個~10個の卵を産み砂で埋める。
繁殖のピークは2月~5月で、孵化まで期間は温度によっても変わるが約2ヵ月半かかる、塚は複数のツガイによって共有される。
ひな鳥は孵化後すぐに飛べる様になり、親鳥の世話を必要としない。
スポンサーリンク
状況

海岸付近の森林は農園や水田に転換され失われている。
法律で禁止されているにも関わらず密猟が発生している事や、イヌやネコなどの外来動物に捕食されている事も脅威となっている。
2004年のスマトラ島沖地震で一時激減したが、現在は徐々に個体数を回復させている。
棲息している保護区

インド
・ニコバル諸島
ガラテア国立公園(Galathea National Park)
キャンベル・ベイ国立公園(Campbell Bay National Park)
スポンサーリンク