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ケツァール(カザリキヌバネドリ)

和名 : ケツァール(カザリキヌバネドリ)
学名 : Pharomachrus mocinno
分類 : ブッポウソウ目キヌバネドリ科
分布地域 : メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、コスタリカ、ニカラグア、パナマ
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 準絶滅危惧(NT)
形態

体長36cm~40cm、体重約210g。
尾羽も含めると全長1mに達する個体もいる。
体毛は頭部と背部が緑色で、腹部が赤色、メスはオスよりも鈍い色になる。
生態

標高1000m~3000mの雲霧林に棲息している。
食物は主にアボカドやクスノキなどの果実で、稀にカエルやトカゲなどの無脊椎動物も食べる。
地上5m~25mの木の上に巣を作る、メスは卵を2つ産み、雌雄が協力して約20日間抱卵する、孵化した雛鳥は約17日で巣立つ。
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状況

アステカ帝国ではケツァールを風の神ケツァルコアトルの化身として神聖化していた、羽飾りは王族と聖職者しか身に付ける事は許されておらず、万が一ケツァールを殺してしまった者は死刑とされた。
近年では農地拡大に伴って棲息地の雲霧林が伐採されており個体数も減少し始めている。

総数では2008年で推定5万羽とされている。
棲息している保護区

パナマ、コスタリカ
・タラマンカ山脈
ラ・アミスター国立公園(ラ・アミスター国際公園/La Amistad International Park)
コスタリカ
・プンタレナス州、アラフエラ州
モンテベルデ雲霧林保護区(Monteverde Cloud Forest Reserve)
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