絶滅危惧種のホオアカトキを紹介します。

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ホオアカトキ


ホオアカトキ

和名 : ホオアカトキ
学名 : Geronticus eremita
分類 : ペリカン目トキ科
分布地域 : モロッコ、トルコ、シリア
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)



鳥アイコン 形態
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体長70cm~80cm、翼開帳125cm~140cm、体重100g~130g。
体毛は光沢のある黒、翼は太陽光に当たると紫や緑色に輝く、頭部に毛はなく皮膚が露出している、クチバシは赤色。

鳥アイコン 生態
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岩場の多い乾燥地帯の平原や牧草地に棲息する。
群れで行動をする事が多く、繁殖期には100羽を超えるコロニーを形成する事もある。

食物は、バッタ、イナゴ、甲虫、蜘蛛、トカゲ、カタツムリ、サソリ、カエル、オタマジャクシ、鳥類の卵、小型哺乳類などを食べる。ホオアカトキ2

繁殖期になると普通3~40ツガイが集まりコロニーを形成して繁殖する、枝や草で作った巣に2個~4個の卵を産む、抱卵はメスとオスが協力して27日~28日間行い、孵化した雛は45日~50日で巣立つ、性成熟は3年~5年かかる。一夫一婦制。
寿命は飼育下で20年~25年だが最高でオスが37年、メスが30年生きた記録もある、野生化では10年~15年と推定される。

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鳥アイコン 状況
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以前は広域に分布している種だったが、欧州では17世紀中に絶滅している、絶滅原因は不明だが食用としての狩猟が理由と考えられる。

その他の地域でも農地拡大による棲息地の消失で1900年代半ばまでに多くの土地で絶滅している。
ホオアカトキ3
シリアでは1930年代に絶滅したと思われていたが2002年に再発見された、しかし保護活動の甲斐なく2013年に残り1羽となっていて、恐らく絶滅は避けられない。

トルコでは1900年頃には6000羽と推定されたが1970年代には50羽前後まで減少した、1977年に飼育繁殖したホオアカトキを野生に放つ回復計画が行われたが、飼育された個体は渡りを行わなかったため厳しい冬を越えられず殆どが死んでしまった、今では冬が近づくと一時的に檻に入れるなどの厳重な保護活動によって2006年7月の時点で91羽が生存している。

もっとも安定しているのはモロッコで2013年の時点で約500羽が生存しているとされ、ツガイも113組確認されており順調に個体数を回復させている。

鳥アイコン 棲息している保護区
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モロッコ
スース=マッサ=ドゥラー地方
スース・マッサ国立公園(Souss Massa National Park)

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絶滅危惧種

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