TOP > 鳥類 > チドリ目 > クロセイタカシギ
クロセイタカシギ

和名 : クロセイタカシギ
学名 : Himantopus novaezelandiae
分類 : チドリ目セイタカシギ科
分布地域 : ニュージーランド南島
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)
形態

体長約40cm、体重約220g。
体毛は緑がかった黒色、くちばしは黒で足はピンク色。
幼鳥は、頭部、首、胸部、腹部が白色で成長していくと黒くなっていく。
生態

河川や湿地など水辺の周りに棲息する。
くちばしを使って石の下にいる無脊椎動物や小魚を捜して食べる。
繁殖は9月~1月の間にマッケンジー盆地にあるワイタキ川でのみ行う、巣は地面に穴を掘り植物を敷き詰めて作り約4個の卵を産む、メスとオス共同で3週間~4週間抱卵して、生まれたひな鳥は1ヶ月~2ヶ月で巣立つ。
性成熟は2年~3年。
スポンサーリンク
状況

19世紀には沢山見る事が出来たが、猫、イタチ、ネズミなどの捕食者に卵やひな鳥だけでなく、成鳥も捕食されて数を減らしていった。
1940年代には500羽~1000羽になり、1960年代には50羽~100羽、1999年には一時40羽まで減少した。
1979年より飼育繁殖計画が始まっており、2010年で個体数は85羽まで回復している。
棲息している保護区

ニュージーランド
・カンタベリー地方
アオラキ/マウント・クック国立公園(Aoraki/Mount Cook National Park)
スポンサーリンク