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カンムリツクシガモ

和名 : カンムリツクシガモ
学名 : Tadorna cristata
分類 : カモ目カモ科
分布地域 : 日本の北海道、ロシアのウラジオストック、朝鮮半島、中国北部
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR)
形態

体長64cm。翼長32cm。
オスの体毛は首から胴体は灰色で、頭頂部と胸部が暗緑色、翼の前半分と尾が白く、翼の後ろ半分と下尾筒が橙赤色。
メスの体毛は頬から首と目の周りが白く、胴体は灰褐色。
生態

ツガイや少数の群れで行動していたと言う報告は存在するが生態は解っていない部分が多い。
食性や繁殖方法も不明。
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状況

1914年以降正式に発見された記録は無い、個体数が減少した理由は狩猟によって数を減らした為だと考えられる。
標本は世界に3つしか残されていない。
最初の標本は1877年4月にウラジオストックで捕らえられたメスで、この時はヨシガモとアカツクシガモの雑種と考えられた。
2つ目の標本は韓国で捕まえられたメスでこの鳥を入手した黒田長禮によって1917年に日本鳥学会雑誌「鳥」に新種と発表された。
3つ目は1913年か1914年に中村再造が韓国で採集したオスである。

現在、1つ目の標本はコペンハーゲン博物館に保管されていて、2つ目と3つ目の標本は山階鳥類研究所の標本室に保管されている。
かなり高い確率で絶滅していると考えられるが、今もロシアや朝鮮半島では目撃証言が出ており生存している可能性もある。
棲息している保護区

不明
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