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アカハジロ

和名 : アカハジロ
学名 : Aythya baeri
分類 : カモ目カモ科
分布地域 : タイ、バングラデシュ、インド、ミャンマー、ロシア東部、中国、日本
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IB類(EN)
形態

体長41cm~46cm、体重約800g。
オスの体毛は頭部と首と背部が黒く、胸部は赤茶色、翼は風切羽は白く雨覆いは黒、腹部や下尾筒は白い、クチバシは暗青色、足は灰色。
メスの体毛は全体的に黒褐色で、下面は薄い色になる。
生態

水田や湖に棲息している。
繁殖は満州やロシア東部で行い、冬季には中国南部や東南アジアに渡りを行う。
繁殖期にはツガイで行動するが、それ以外の時期は少数の群れを形成する。

アカハジロは潜水が得意な鳥で息継ぎなしで約40秒最大2mの深さまで潜る事ができる。
食物も水中で探し、水中昆虫、エビ、魚類、藻類、水生植物や種子を食べる。
繁殖地には3月~4月に頃渡り、水生植物が豊富に生い茂った湖周辺や湿地に巣を作る、卵は6個~10個産み落とされメスのみが23日~28日間抱卵を行う、ひな鳥は生後2週~3週まで親鳥に世話をされて育つ。
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状況

急激な減少を続けていて1994年には約1万羽と推定されていたが2008年の調査では5000羽と推定され、2012年の報告では1000羽以下になっている可能性があるとされている。
これだけ急激な減少にも関わらず正確な脅威は判明していない、恐らく狩猟や湿地の破壊が原因と考えられている。
棲息している保護区

ロシア
・ザバイカリエ地方
ダウルスキー自然保護区(Daursky Nature Reserve)
・沿海州
ハンカ湖自然保護区(Lake Khanka Nature Reserve)
・ハバロフスク地方
ボロン湖自然保護区(Bolonsky Nature Reserve)
中国
・吉林省
向海国家級自然保護区(Xianghai National Nature Reserve)
・香港
マイポー自然保護区(Mai Po Nature Reserve)
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